TEL(9:00-17:30土日祝休)0269-33-3048
〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2831-17
長野電鉄【湯田中駅】から東に600m徒歩8分の位置にある温泉旅館です。
志賀高原から13km車約20分、北志賀高原竜王スキーパークから10km車約17分です。
高台の上にあり、南向きのお部屋からは河川敷が見える眺めが良い立地です。
北向きのお部屋からは湯田中温泉街が見えます。
特に晴れた日に高台の屋上から見える西向きの北信五岳方面の眺望は絶景です。
営業再開の際には、この絶景はぜひ利用して頂きたいポイントです。
土地は3筆合計 882.54u(266.97坪)、
建物は昭和49年2月新築の鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付6階建 延1410.20u(426.58坪)です。
全14部屋 南側10帖8部屋4名収容 北側8帖6部屋3名収容 全14部屋 計約50名収容
平面駐車場は約10台収容可能。
バイクの方はピロティーあり。屋根がありますので雨天時でも雨がかかりません。
1階はエントランス、ロビー、広間、管理人室(1LDK)、浴室、露天風呂があります。
客室は2.3階で、各階同じ間取りです。
現状は4.5.6階はエレベーターホールのみの建築となっています。
従業員用エレベーターがありますが、未使用期間が長いです。
建築当時、営業経営が好調に進めば6階建てとする(上階を積み上げていく)構想をし、建物躯体(本体)はそれを想定した設備設計と構造設計がされています。
2.3階に共用のミニキッチンあり。
地下には旧男女別浴室、厨房、機械室、電気室、従業員用出入り口、ロッカー室があります。
厨房は将来構想の6階建てを賄えるだけの設備機器と面積を確保しています。
天然温泉の内湯と露天風呂があり、男女時間交代で利用をしています。内湯の洗い場は4名分あります。
露天風呂から夕日が沈むのを見ることができ、この時間帯を狙って入浴されるお客様もいらっしゃいました。
館内暖房はボイラー設備を利用したセントラルヒーティングですが、素泊まりスタイルに営業形態を変更してからは
各部屋個別に家庭用石油ファンヒーターを使用しています。
冷房は営業当時は近年の猛暑となる前に休館となったために、各お部屋に冷房はありません。
セントラルボイラー設備の利用可否は不明です。
未使用期間が長いためおそらく再稼働は難しいと考えられます。
したがいまして、各客室のお湯は出ません。
客室の造りは和室にこたつが設置してある和風スタイル。
閉館後も内覧のお客様がいつ来ても良いように、女将さんが定期的に館内やお部屋の清掃を継続しておられます。
築年月を感じる館内設備ではあるものの、清潔さが保たれているのがポイントです。
地下の男女別浴室、各お部屋のユニットバスなどは設備等を含めて大規模に修繕しないと利用できない状態です。
建物を温泉旅館として営業再開させるためには、『給排水設備の点検整備』、『外壁や屋根などの防水整備』、『消防法の対応』が最低限必要と考えられます。
特に1階のグレーチング(金網)から地下の従業員通用口へ流れる雨水の処理と、消防設備の対応が問題箇所です。
営業全盛期同様に建物全体の設備を再稼働させることを考えると莫大な設備費や修繕費が見込まれますが、
各部屋でミニマムな設備設置や営業スタイルなど、ポイントを絞って工夫すれば
営業再開に漕ぎ着けることができるのではないかと考えられます。
1974年 1泊2食付きの営業形態でスタート
2006年 女将さんの体調不良により休館
2007年 素泊まり温泉旅館として再開
2019年1月 閉館
※内覧のご希望がありましたら3営業日以上前の御予約をお願い致します(売主居住中につき飛び込み対応ができません)。
建物外観。 湯田中温泉街と渋温泉のちょうど境目に位置します。 地下1階付6階建ての建物です。 現状ではお部屋は1階2階3階の建築です。 4階5階6階はエレベーターホールのみが建築されています。 |
|
北側の前面道路から撮影。 北側駐車場は平面駐車場、北側と南側で約10台収容可能です。 写真右側が入り口エントランスです。 |
|
南側の駐車場から撮影。 高台の上に位置しており、眺めがいい立地です。 |
|
南側駐車場。 4〜5台は駐車できるスペースがあります。 管理すればもう少し駐車できそうな面積です。 北側と南側で約10台収容可能です。 |
|
屋根付きのピロティーの様子。 ここから北側駐車場と南側駐車場に出入りできます。 営業中はバイクのお客様用駐輪場として運用をしておりました。 雨天でもバイクが濡れません。 |
|
エントランス横には従業員通用の螺旋階段があります。 地下厨房や従業員用ロッカー室などに繋がっています。 |
|
エントランス。 濃い青のタイル張りが特徴的です。 エントランスを入ると、フロント受付とロビーがあります。 |
エントランスを入って、フロント受付です。 濃い青のタイル張りが繋がっています。 写真奥がロビーです。 フロントの裏に1LDKの管理人室があります(居住中につき写真はありません) 管理人室は、居室、キッチンやトイレなどがございます。 |
|
ロビーの様子。 高い天井と全面ガラス張りで開放感があるロビーです。 地形により、フロントからは階段があります。 |
|
ロビーの様子。 南向きで全面ガラス張りですので明るく、開放感があります。 |
|
ロビーを抜けると天然温泉の内湯と露天風呂があります。 浴室は1つのみで、男女時間交代制で運用をしておりました。 |
|
天然温泉の内湯。 内湯の横に露天風呂があります。 温泉の供給については諸条件がります。 備考欄をご確認下さい。 |
|
洗い場は4つです。 シャワー等のお湯は小型のボイラーで運用をしています。 |
|
露天風呂。 南向きの高台の上にあり、眺望が良好な造りです。 夕日が沈むのが見えますので、営業中はこの時間帯を狙って入浴されるお客様もいらっしゃいました。 |
|
旧宴会場。 現在は倉庫、物置として使用されています。 素泊まり営業中は床にブルーシートを敷き、スキー乾燥室やワックスルームとして使用しました。 |
|
旧宴会場にはステージがあります。 その他、配膳用の昇降機があります(利用可否不明)。 |
2階と3階が客室になっています。 写真右側が南向き10帖客室4部屋、写真左側が北向き8帖客室3部屋となっています。 2階と3階は同じ造りで、全14部屋、約50名収容可能です。 |
|
南向き10帖の客室。 2階、3階合わせて8室あります。想定4名収容。 夏季はテーブル、冬季はこたつの和風の客室となります。 それぞれの客室に洗面とトイレ、浴室があります。 |
|
各客室に押入れ収納があります。 館内暖房はボイラー設備を利用したセントラルヒーティングですが、素泊まりスタイルに営業形態を変更してからは 個別に家庭用石油ファンヒーターを使用しています。 冷房は営業当時は近年の猛暑となる前に休館となったため、各お部屋の冷房はありません。 |
|
南側の広縁。 各お部屋にバルコニーがあります。 女将さんが閉館後も、内覧のお客様がいつ来ても良いように定期的に館内やお部屋の清掃を継続しておられます。 築年月を感じる館内設備ではあるものの、清潔さが保たれているのがポイントです。 |
|
南向きの客室からの眺望。 高台の上に位置しますので、2階からでも眺めが良い立地です。 |
|
各客室に洗面台があります。 2006年の休館以降セントラルのボイラーは稼働していないため、お湯は出ません。 |
|
各客室に浴室があります。 給湯設備は洗面台同様にボイラーが稼働していないためお湯は出ません(営業中は館内の温泉をご利用頂くように案内をしておりました)。 |
|
各客室にトイレがあります。 | |
北側の8帖客室。 2階、3階合わせて6室あります。想定3名収容。 夏季はテーブル、冬季はこたつの和風の客室となります。 それぞれの客室に洗面とトイレ、浴室があります。 |
|
押入れ収納があります。 閉館後も内覧のお客様がいつ来ても良いように、女将さんが定期的に館内やお部屋の清掃を継続しておられます。 築年月を感じる館内設備ではあるものの、清潔さが保たれているのがポイントです。 |
|
北側の広縁。 各お部屋にバルコニーがあります。 各部屋の暖房はセントラルのボイラーですが、2006年の休館以降使用していません。 |
|
北側の客室からの眺望。 湯田中温泉旅館街などが見えます。 |
|
各客室に洗面台があります。 2006年の休館以降セントラルボイラーが稼働していないため、お湯は出ません。 |
|
各客室に浴室があります。 給湯設備は洗面台同様にボイラーが稼働していないためお湯は出ません(営業中は館内の温泉をご利用頂くように案内をしておりました)。 |
|
各階に共用の自炊コーナーを設置し、長期素泊まり客の対応をしていました。 | |
3階からエレベーターホールを見上げた様子。 現状はホールだけが建築されており、4階5階6階の客室はありません。 建築当時、営業経営が好調に進めば6階建てとする(上階を積み上げていく)構想をし、建物躯体(本体)はそれを想定した設備設計と構造設計がされています。 |
|
現在は2階と3階のエレベーターホールに床を張り、収納として利用されています。 その他、エレベーターは従業員用と配膳用がありますが、2006年以降点検整備していません。 利用可否不明です。 |
地下には旧浴室と機械室、電気室、従業員室、厨房があります。 旧浴室は大小2種類あります。 写真は大きい方の脱衣室です。 |
|
大きい方の旧浴室。 給湯設備類は温泉のほか、セントラルボイラーを使用しており2006年の休館以降使用していません。 |
|
機械室。 セントラルボイラーや貯水設備等の各機械設備類は2006年の休館以降使用していません。 セントラルボイラー設備の利用可否は不明です。 地下タンクは2019年に封鎖済。 |
|
各機械設備類の未使用期間が長いため、おそらく再稼働は難しいと考えられます。 (主に費用面) 消防設備点検:平成29年6月19日(以降点検していません。再開の際は再度点検必要で、費用約60万円) |
|
電気室。 電気は現在も使用しています。 |
|
電気室の奥の設備の様子。 電気設備点検:点検、指導等特になし。(PCB処理は対応中) |
|
従業員用ロッカー室。 1階エントランス横の螺旋階段から直接出入りができます。 螺旋階段入り口がグレーチング(金網)になっており、構造的に雨水や雪が入りやすい構造により、天候によって水が入ってしまうことがあります。 |
|
エントランス横の螺旋階段から直接出入りできる構造になっています。 | |
螺旋階段入り口がグレーチング(金網)になっており、ロッカー室や厨房に雨水や雪が入りやすい構造です。 天候によって水が入ってしまうことがあります。 |
|
そのため、地下排水溝に落ち葉などのゴミがつまらないよう適時メンテナンスをする必要があります。 |
|
厨房。 厨房設備は将来構想の6階建ての宿泊客を賄えるだけの設備機器と面積を確保しています。 |
|
しかし2006年の休館後は使用をしていません。 現在の設備類使用可否は不明です。 |
3階屋上(4階)から南向きの眺望です。 | |
西側には北信五岳が見えます。 180°以上の視界が開けた眺望で、冬の晴れた日に見える北信五岳は迫力満点です。 |
|
3階屋上からエレベーターホール棟の様子。 屋上にデッキを敷設するなどすれば、利用価値向上の展望がありそうです。 |
赤い線が敷地です。
緑の線と青の線は建物の位置を便宜上描画したものとなります。
物件名称 | 湯田中温泉 売り宿泊施設 |
価格 | 1500万円 |
所在地 | 下高井郡山ノ内町大字平穏字町南2951番10、2951番11、2952番4 |
交通 | 長野電鉄【湯田中駅】600m徒歩8分 |
土地面積 | 合計3筆 882.54u(266.97坪) |
建物面積 | 旅館 鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付6階建 延1410.20u(426.58坪) |
築年月 | 昭和49年2月新築 |
建蔽率 | 80% |
容積率 | 400% |
権利 | 所有権 |
都市計画 | 非線引き区域 |
用途地域 | 商業地域 |
引渡 | 設備:現状 残置物:相談 引き渡し時期:相談 |
他の法令上の制限 | 山ノ内町景観条例 山ノ内町土砂災害マップ:(一部)急傾斜地警戒区域、(一部)土石流警戒区域 洪水浸水想定区域図:区域外 |
地目 | 宅地、雑種地 |
現況 | 宅地、雑種地 |
接道状況 | 北側町道 |
設備 | 上水道:公共上水 前面道路配管あり、敷地内引き込み済(現状は水道管直結で使用。地下水槽の設備等は利用していません) 下水道:公共下水 前面道路配管あり、敷地内引き込み済 電気:中部電力 ガス:長野都市ガス 地下燃料タンク設備:2019年に封鎖済(セントラルボイラーは2006年の休館から使用していません) 内湯ボイラーは小型のものを使用しています。 エレベーター:従業員用と配膳用。2006年以降点検整備していません。利用可否不明。 消防設備点検:総合点検平成29年6月19日(閉業につき、以降点検していません。再開の際は再度点検必要で費用約60万円) 電気設備点検:点検、指導等特になし。(PCB処理は対応中) |
通学区 | 山ノ内町東小学校 230m 徒歩約3分 山ノ内町中学校 850m 徒歩約11分 |
備考 | ※内覧のご希望がありましたら3営業日以上前の御予約をお願い致します(売主居住中につき飛び込み対応ができません)。 【女将さんに伺った事項】 風呂は男女交代制。 エレベーターなし。 冬の露天風呂はできれば無し(湯温度が足りない)。 夏の露天風呂は苔が生えるので、1ヶ月に1度塩素消毒する。 冬の部屋 壁が結露するので注意。特にさくら、あじさい、すずらんの3室、帳場北側の壁の押入れ。 4階の融雪パイプの電気スイッチ12月に入ったら入れる(雪が降ったら)。 秋口 特に北側の部屋 カメムシが発生するので9月の初めに網戸に薬をまいて予防する。 玄関正面上の屋根、帳場上のトタン屋根 雪が15センチ以上積もったら必ず雪下ろしをする。 駐車場の雪かき。 地下の排水マンホールのごみのつまり 7上旬 12月上旬に点検してごみをとる。 地下厨房室入り口が一部グレーチング(金網)になっており、構造的に雨水や雪が入りやすい構造により、天候によって水が入ってしまう場合があります。 そのため、地下排水溝に落ち葉などのゴミがつまらないよう適時メンテナンスをする必要があります。 3階の客室と2階202号室はLED照明になっています。 部屋の洗面所の湯は使用できません。 冬場の暖房は客室、ロビー、風呂場は全て灯油ファンヒーター使用。お客様には灯油は時価で販売しています(今までは5リットル缶600円)。 風呂のシャワーは小さめのボイラーでまかなっています。 地下は電気室と排水マンホールのみ使用しています。 2階3階にミニキッチンあり。レンジ、トースター、食器類、炊飯器、ポットあり。 ゴミは分別してお客様にわかるよう指示して出してもらい、月曜日と金曜日に外へゴミを集めて出す。 ------------------------ ランニングコスト 営業ピーク時の支出明細 月割平均 電気料 86000 水道料 73500 ガス料金 15000 通信費 17500 灯油 100000 NHK受信料 11000 温泉料金 28000 旅館組合費 5370 自治会費 5500 固定資産税 83220 ---------- 計 425090+その他 閉業後お客様なしの場合 月割平均 電気料 23200 水道料 24000 ガス料金 4500 通信費 10000 灯油 22000 NHK受信料 4000 温泉料金 28000 旅館組合費 5370 自治会費 5500 固定資産税 83220 ---------- 計 209790+その他 --------------------------------- 【温泉について】 温泉は物件とセットではありません。 温泉の供給を受けるには地域の財団法人共益会と湯田中温泉旅館組合の加入、旅館として営業することが条件となります。 供給者:財団法人共益会(地域自治会を大きくした組織) 温泉使用料 28160税込/月 1口毎分9リットル 名義変更料 20口分(512000円) 湯田中温泉旅館組合 加入金250万円〜300万円前後 具体的な金額は組合理事会にて決定されます。 脱退しても加入金は返還されません。 現在温泉口数を34口所有管理 申請により、1口を増やすことは可能 合計 共益会+旅館組合=3012000円〜3512000円前後 源泉はおよそ90℃あります。 無色透明、単純ナトリウム塩化物泉です。 源泉からの供給経路を通過する際に自然に冷却され、旅館の湯口ではおよそ45℃〜50℃前後になります。 自然冷却ですので、夏は熱いまま供給され、冬は温度が下がる傾向があります。 長時間かけ流しっぱなしにしておくと、そのままでは熱くて入れません。 各自入浴前に水道水をいれて温度調整します。 各客室に温泉を入れる場合は不可能ではありませんが、供給湯量は毎分9リットルです。 加水加温等の設備が必要と考えられます。 ------------------------------ 【修繕について】 旅館として営業を再開するために最低限必要な修繕費用 ※他の購入検討者の試算額 地下排水含むライフライン整備 500万円 屋上・ベランダ防水等工事 200万円 外壁塗装 250万円 内装クロス、絨毯・畳・CF・塗装・補修 250万円 残置物撤去 100万円 合計1300万円 |
取引態様 | 媒介 |
物件情報の掲載日2022/01/12 最終更新日2024/07/29